鹿島神宮|要石と奥参道、武甕槌大神を祀る常陸国一之宮

鹿島神宮の手水舎 神社
鹿島神宮の手水舎

茨城県鹿嶋市の鹿島神宮へ参拝しました。

常陸国一之宮であり、千葉県の香取神宮、茨城県の息栖神社とあわせて「東国三社」と呼ばれる一社です。

この記事では、御祭神とご由緒、境内の見どころ、御朱印や駐車場といった参拝情報をまとめています。

鹿島神宮の手水舎
鹿島神宮の手水舎

御祭神とご由緒

御祭神は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。

公式サイトによると、創祀は神武天皇元年と記されています。

神武天皇の東征のとき、熊野で軍勢が悪神の毒気に倒れたと伝えられています。そこへ武甕槌大神の韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)が高倉下の夢を通じて天降り、その力によって兵が蘇ったとされます。

この神恩に感謝した神武天皇が、即位の年に勅使を遣わして鹿島の地に祀ったのが始まりと伝えられています。

国の守護神として信仰され、源頼朝や徳川家康といった武将の尊崇を集めたと公式サイトは記しています。古くから勝負の神・武道の神として知られてきた神様です。

鹿島神宮は勅祭社で、6年ごとに天皇の使いである勅使が派遣されます。さらに12年に一度、午年には式年大祭・御船祭が行われます。令和8年(2026年)がその御船祭の年にあたります。

境内の見どころ

奥参道

拝殿の脇から、奥宮へ向かって約300mの奥参道がまっすぐ伸びています。

鬱蒼とした巨木に覆われた道で、社殿のあたりとは空気が変わります。毎年5月1日には、この参道で流鏑馬神事が執り行われます。

奥宮

奥参道の先に鎮座する奥宮
奥参道の先に鎮座する奥宮

奥参道の先に鎮座するのが摂社・奥宮です。御祭神は武甕槌大神荒魂。

現在の社殿は慶長10年(1605年)、徳川家康が関ヶ原の戦勝を感謝して本宮として奉納したものと伝えられています。その14年後に新しい社殿が建てられた際、こちらへ移されたとされます。

本宮の華やかさとは対照的に、木の色そのままの落ち着いた社殿です。

要石

奥宮のさらに奥にあるのが要石です。

玉垣に囲まれた要石
玉垣に囲まれた要石

地中深くまで埋まっていて、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられています。地上に出ている部分はごくわずかです。

水戸の徳川光圀公が、その深さを確かめようと7日7晩掘らせたと伝えられています。それでも底に達せず、怪我人が続出したため断念したそうです。この話は『黄門仁徳録』に記されているとされます。

大鯰を抑える武甕槌大神を刻んだ石碑
大鯰を抑える武甕槌大神を刻んだ石碑

境内には、大鯰を抑える武甕槌大神の姿を刻んだ石碑も据えられています。要石の言い伝えを、そのまま形にしたような一枚岩です。

さざれ石

玉垣に囲まれたさざれ石
玉垣に囲まれたさざれ石

公式サイトの境内案内には「さざれ石」も挙げられています。

小さな石が長い年月をかけて固まった岩とされ、国歌「君が代」に詠まれるものです。玉垣に囲まれ、紙垂が掛けられていました。

御手洗池

奥宮から坂を下った先にあるのが御手洗池です。

1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄んでいるとされます。かつては参拝の前にこの池で禊をしたと伝えられており、現在も年始には200人ほどが大寒禊を行います。

本殿・拝殿と楼門

境内の鳥居と社殿
境内の鳥居と社殿

社殿は本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなり、重要文化財に指定されています。元和5年(1619年)に徳川2代将軍秀忠が寄進したものです。

楼門は高さ約13m、日本三大楼門の一つに数えられる重要文化財です。寛永11年(1634年)、水戸徳川家初代藩主・頼房卿の奉納と伝えられています。

⚠️ 楼門は公式サイトの案内で工事中とされていました。参拝前に公式サイトで最新の状況をご確認ください。

鹿園

鹿島神宮では、鹿が神の使いとして大切にされています。

国譲りの神話で、鹿の神である天迦久神が天照大御神の命を武甕槌大神に伝える役を担ったことに由来すると伝えられています。奈良に春日大社を創建する際には、鹿島の神の御分霊を鹿の背に乗せて遷したと伝わります。その道中に由来する地名が、今も各地に残っているとされます。

御朱印

奥宮の御朱印
奥宮の御朱印

御朱印は、平日は祈祷殿内の御朱印受付で、休日は御朱印所で授与されています。受付時間は8:30〜16:30です。

令和3年3月22日から、御朱印帳への直書きに対応しています。

初詣期間など、時期によって授与場所・対応(墨書か書き置きか)・初穂料が変わります。参拝前に公式サイトの案内をご確認ください。

参拝情報

鹿島神宮 の参拝情報
所在地〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
御祭神武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
ご利益必勝・武道上達・除災招福・開運・心願成就・旅行安全などの御祈祷が行われています
アクセスJR鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「鹿島神宮駅」から徒歩7分/東京駅八重洲南口から高速バス「かしま号」で約2時間(片道2,100円)
参拝時間参拝は24時間可能。授与所・御祈祷受付は8:30〜16:30
駐車場第一駐車場60台(2時間500円)、第二駐車場55台(無料・徒歩5分)、鹿嶋市宮中地区駐車場150台(平日無料・徒歩3分)
御朱印あり(8:30〜16:30)
公式サイトkashimajingu.jp/

2026-09-20 時点の情報です。参拝前に公式サイトでご確認ください。

宝物館は境内整備工事のため長期休館中です。国宝の直刀は現在、茨城県立歴史館に寄託保管されています。

参拝した感想

広大な境内は厳かな雰囲気とどこかゆったりした雰囲気が同居しておりとてもいい気が流れていました。

まとめ

鹿島神宮は、新しい挑戦を始めるときや、気持ちを定めて一歩を踏み出したいときに訪れたい神社です。

奥参道を歩いて奥宮・要石まで進むと、拝殿のあたりとは明らかに空気が変わります。時間に余裕をもって、奥まで足を運ぶことをおすすめします。

東国三社巡りでは、この鹿島神宮から息栖神社、香取神宮へと続きます。

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